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2019年に世界で1000万人ががんで死亡

2022年1月20日  JAMA Oncology

2010-19年、204の国・地域のがんによる負荷および傾向を世界の疾病負荷研究2019(GBD 2019)により推計した。 その結果、2019年の世界の新規がん患者は2360万例(非黒色腫皮膚がんを除くと1720万例)、がんによる死亡数は1000万例と推定され、2010年以降、それぞれ26.3%、20.9%上昇した。GBD 2019の22の疾病および傷害では、がんは2019年の死亡数、YLLが心血管疾患に次いで世界第2位だった。 がんによる負荷は、社会人口統計学的指標(SDI)の五分位数により異なっていた。障害調整生存年数(DALY)に寄与する障害生存年数(YLD)の割合はSDIとともに増大し、低SDIで1.4%、高SDIで5.7%だった。2019年の新規患者数は高SDI地域で最大、がん死亡数およびDALYは中間SDI地域で最大となった。2010-19年では、低SDIおよび低中SDI地域で、がん患者数および死亡数の増加率が最大だった。...