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加齢性白内障を自動で診断する深層学習モデル開発

2022年1月21日  Ophthalmology

加齢性眼疾患研究(AREDS)の追跡期間中に撮影した参加者576例1137眼の前眼部画像1万8999枚を用いて、加齢性白内障3タイプの自動診断および定量分析を担う深層学習(DL)モデルを開発し、その性能を評価。主要評価項目は平均二乗誤差(MSE)とし、眼科医14人および医学生24人による診断と比較した。 フルテストセットでの解析の結果、DLモデルの平均MSEは核性白内障(NS)で0.23、皮質白内障(CLO)で13.1、後嚢下白内障(PSC)で16.6だった。CLOおよびPSC症例が多く含まれるサブセットでのNSの平均MSEはDLモデル0.23、眼科医群0.98(P=0.000001)、医学生群1.24(P=0.000005)、CLOでは53.5、134.9(P=0.003)、422.0(P=0.0007)、PSCでは171.9、176.8(P=0.67)、395.2(P=0.18)となった。Singapore Malay Eye Studyでの外的妥当性評価でのDLモデルのMSEはNSで1.27、PSCで25.5だった。...