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低中所得国でのCOPD診断に簡便な検査法が有望

2022年1月22日  Journal of the American Medical Association

ネパール、ペルーおよびウガンダで、質問票を用いた3つの慢性閉塞性肺疾患(COPD)スクリーニング法(CAPTURE、COLA-6、LFQ)の識別精度を横断解析で検討。気管支拡張薬吸入後のスパイロメトリーによる標準的なCOPD診断法と比較した。CAPTUREとCOLA-6ではPEFも用いた。 参加に同意した40歳以上の成人1万709例(平均年齢56.3歳、女性50%)のうち、35%が喫煙経験者で、30%が現在バイオマス燃料の排煙への曝露があった。COPD有病率は、ネパールが18.2%、ペルーが2.7%、ウガンダが7.4%だった。COPD症例1000例のうち、49.3%が臨床的に重要な疾患(GOLD分類B-D)で、16.4%に重度の気流障害(予測1秒量50%未満)があり、95.3%がこれまで診断されたことがなかった。 各スクリーニング方法のAUCは、ペルーのLFQの0.717(95%CI 0.677-0.774)からネパールのCOLA-6の0.791(同0.770-0.809)までの範囲だった。感度は、ネパールのCOLA-6の34.8%(同25.3-45.2%)から、ネパールのCAPTUR...