未治療濾胞性リンパ腫、併用療法のGALENで有望な効果確認
治療歴がないグレード1-3aの進行性濾胞性リンパ腫(FL)患者100例を対象に、オビヌツズマブ+レナリドミド併用(GALEN)の有効性および安全性を第II相試験で検討(GALEN試験)。6サイクルのGALENによる導入療法後に12サイクル以下の維持療法、さらに6サイクルのオビヌツズマブ単独投与を実施した。 その結果、導入療法後の完全奏効率(CRR)は47%、全奏効率(ORR)は92%だった。骨髄評価結果のない患者を含めた事後解析で、さらに13例のCRR達成者が確認され、完全代謝奏効率は80%、ORRは94%となった。追跡期間中央値3.7年での3年無増悪生存率は82%、全生存率は94%だった。最も頻度の高い有害事象は好中球減少症で、発現頻度は全体が48%、グレード3以上が47%だったが、発熱性好中球減少症はわずか2%だった。そのほかに発現頻度が3%を超えるグレード3以上の毒性は見られなかった。...
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