進行子宮頸がんにbalstilimab＋zalifrelimabが有望

プラチナベースの前治療後に再発した進行子宮頸がん患者155例（年齢中央値50歳）を対象に、2次治療に用いる抗PD-1抗体balstilimab＋抗CTLA-4抗体zalifrelimab併用療法の有効性を非盲検第II相試験で検討した。 追跡期間は中央値で21カ月だった。主要評価項目の客観的奏効率（ORR）は、完全寛解10例、部分寛解22例を含む25.6％で、奏効期間中央値は未到達だった（6カ月時86.5％、9カ月時75.5％、12カ月時64.2％）。プログラム細胞死リガンド1（PD-L1）陽性例のORRは32.8％、陰性例は9.1％、扁平上皮がん例では32.6％だった。全体の病勢コントロール率は52％だった。頻度の高い免疫介在性有害事象は、甲状腺機能低下症（14.2％）、甲状腺機能亢進症（7.1％）だった。...