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統合失調症スペクトラム障害患者は暴力犯罪リスクが高い

2022年1月23日  JAMA Psychiatry

統合失調症スペクトラム障害患者(SSD)の対人暴力犯罪(身体的暴行、強盗、性犯罪、違法な脅迫または威嚇、放火)リスクを一般集団の対照者と比較するため、15カ国の症例対照研究およびコホート研究24報(統合失調症スペクトラム障害患者5万1309例、追跡調査時の平均年齢21-54歳)の系統的レビューとメタ解析を実施した。 その結果、統合失調症および他の精神病がある男性の暴力犯罪のリスクが高かったが(統合オッズ比4.5、95%CI 3.6-5.6)、異質性が高かった(I2 =85%、95%CI 77-91)。このリスクは女性でも高かったが(同10.2、7.1-14.6)、異質性も高かった(I2 =66%、31-83)。このほか、性犯罪(オッズ比5.1、95%CI 3.8-6.8)および殺人(17.7、13.9-22.6)を犯すオッズも検討した。...