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セマグルチド、減量効果でリラグルチド上回る

2022年1月23日  Journal of the American Medical Association

過体重または肥満で糖尿病のない成人338例(平均年齢49歳、女性78.4%、平均体重104.5kg、平均BMI 37.5)を対象に、体重管理に用いるセマグルチドとリラグルチドの有効性と安全性を無作為化非盲検第IIIb相試験で比較(STEP8試験)。 参加者を無作為化によりセマグルチド2.4mg週1回皮下投与とマッチさせたプラセボ、リラグルチド3.0mg 1日1回皮下投与群とマッチさせたプラセボに割り付けた。全例に食事療法と運動療法を併用した。主要評価項目は68週時の体重変化率とした。 その結果、平均体重変化率は、セマグルチド群-15.8%、リラグルチド群-6.4%(差-9.4ポイント、95%CI -12.0--6.8、P<0.001)で、プラセボ統合群の体重変化は-1.9%だった。何らかの理由で投与を中止した参加者の割合が、セマグルチド群13.5%、リラグルチド群27.6%だった。セマグルチド群の84.1%とリラグルチド群の82.7%に消化器系の有害事象が発現した。...