ロナプリーブで症候性COVID-19への進行抑制
2022年1月27日
Journal of the American Medical Association
抗SARS-CoV-2モノクローナル抗体カシリビマブ/イムデビマブ1200mg皮下投与による初期の無症候性新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染から症候性新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への進行に対する効果を第III相無作為化二重盲検プラセボ対照試験で検討。米国などの112施設で、2020年7月から2021年1月までに、SARS-CoV-2に感染した家族の濃厚接触者で、初発症例の発症から96時間以内に確認された12歳以上の無症候性患者314例(平均41.0歳、女性51.6%)を登録した。 その結果、204例を主要有効性評価項目の解析対象とした。カシリビマブ/イムデビマブにより症候性疾患への進行が有意に抑制された(オッズ比0.54、95%CI 0.30-0.97、P=0.04)。カシリビマブ/イムデビマブにより参加者1000例当たりの症候性期間が減少し(895.7週 vs. プラセボ1637.4週、P=0.03)、症候性患者1例当たりの症候性期間が約5.6日短縮した。このほか、1000例当たりの高ウイルス量期間も短縮した(489.8週 vs. プラセボ811.9週、P...
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