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オミクロン株は重症化リスクが低い

2022年1月30日  Lancet

南アフリカ共和国で、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)オミクロン変異株の臨床重症度を評価。TaqPath COVID-19 PCR検査(Thermo Fisher Scientific社)のS gene target failure(SGTF)をオミクロン株感染の代理マーカーとして入院や疾患重症度を評価した。 その結果、2021年10月1日(第39週)から同年12月6日(第49週)までに国内でCOVID-19症例16万1328例が報告された。3万8282例にTaqPath PCR検査を実施し、SGTF感染者2万9721例、非SGTF感染者1412例を特定した。SGTF感染割合は、第39週の3.2%から第48週の97.9%に増加した。入院関連因子を調整すると、SGTF感染者の方が非SGTF感染者よりも入院オッズが低かった(調整オッズ比0.2、95%CI 0.1-0.3)。重症度関連因子を調整すると、SGTF感染者と非SGTF感染者の重症度オッズは同等で(同0.7、0.3-1.4)、初期デルタ株感染者に比べるとSGTF感染者の方が重症度オッズが有意に低かった(同0.3、0.2-0....