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コロナ禍の医療利用に社会経済的状況による格差

2022年1月30日  Journal of the American Medical Association

米国で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行により低下した医療サービス利用率の回復に社会経済的状況が及ぼす影響を後ろ向きコホート研究で検討。Milliman MedInsightデータベースの2019年1月1日から2021年2月28日までの保険請求データ(1450万人以上、平均年齢52.7歳、女性54.9%)を分析した。主要評価項目は、6つの医療サービス(救急外来、大腸内視鏡検診、マンモグラフィ検診など)の100人当たりの利用率とした。 2020年3-4月期の全体の利用率は流行前データに基づく予測値の67.0%だったが、2020年11-12月期には96.7%に回復した。2021年1-2月期までに全体では予測値まで回復し、メディケイドでは78.4%、メディケア-メディケイド二重資格者では73.3%、民間医療保険では90.7%、メディケアアドバンテージでは83.2%、メディケアの診療ごとの個別支払いでは82.0%(P<0.001)だった。...