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がん経験者は長時間座位と運動不足で死亡リスク上昇

2022年1月30日  JAMA Oncology

米国の40歳以上のがんサバイバー全国代表標本(1535例)を対象に、1日の座位時間および余暇の運動と死亡転帰との関連を前向きコホート研究で検討した。 その結果、余暇の運動については、950例(56.8%)が0分/週(運動なし)、226例(15.6%)が150分/週未満(運動不足)、359例(27.6%)が150分/週以上(運動あり)、座位時間は553例(35.4%)が6-8時間/日、328例(24.9%)が8時間/日超と回答した。最長9.5年(中央値4.5年)の追跡期間中に293例が死亡した。 多変量モデルで、運動している参加者は運動しない参加者より、全死因死亡リスク(ハザード比0.34、95%CI 0.20-0.60)およびがん特異的死亡リスク(同0.32、0.15-0.70)が低かった。1日の座位時間が8時間以上の参加者は4時間未満の参加者より、全死因死亡リスク(同1.81、1.05-3.14)およびがん特異的死亡リスク(同2.27、1.08-4.79)が高かった。1日の座位時間が8時間以上と回答した運動しない参加者および運動不足の参加者は全死因死亡リスク(同5.38、2.99-9...