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前立腺がんのアパルタミド、2割に皮膚有害事象

2022年1月30日  The Journal of Urology

前立腺がん患者303例(臨床試験被験者180例)を対象に、アパルタミド投与後の皮膚有害事象(AE)の発現状況を検討した。 その結果、投与開始後中央値77日で患者の23.4%に皮膚AEが発現した。頻度の高い皮膚AEは、斑状丘疹状皮疹(33.8%)と乾皮症(32.4%)だった。治療したグレード1-2の皮膚AE(40.8%)の多くにステロイド外用薬(19.7%)を使用し、ステロイド経口薬(4.2%、経口抗ヒスタミン薬との併用含む)使用例は少数だった。グレード3の皮膚AE(11.3%)ほとんどがステロイド経口薬または外用薬(7.0%)を要し、ステロイド外用薬(4.2%、経口抗ヒスタミン薬併用含む)による治療はほとんどなかった。臨床試験の患者は臨床試験以外の患者より皮膚AEの報告の確率が高かった(オッズ比5.1、95%CI 2.55-10.12、P<0.001)。...