コロナ感染後小児、プライマリケア受診が短期的に増加
2022年2月1日
British Medical Journal
ノルウェーで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患した小児および思春期児の医療サービス利用がどれほど長引くかをコホート研究で検討。 2020年8月1日から2021年2月1日までに新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の検査を受け入院しなかった1-19歳の小児および思春期児(陽性1万279例、陰性27万5859例)、検査を受けなかった対照42万747例を対象とした。 その結果、検査が陽性だった小児は、陽性判明後1カ月間のプライマリケア(一般開業医および救急病棟)の利用に検査陰性児よりも顕著な相対増加が見られた(1-5歳339%、6-15歳471%、16-19歳401%、)。1-5歳の検査陽性児では、検査陰性の同年齢児よりもプライマリケアの利用にやや長期的な(6カ月以下)相対増加(13%)が見られたが、この増加はほかの年齢群では見られなかった。 未検査の対照との比較では、結果はほぼ同じだったが、年齢による差は顕著ではなかった。全年齢群にみられたプライマリケア受診の増加は、「呼吸器系」および「全般的または不特定」の病態によるものだった。専門医療(外来および入院)の利用に増加...
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