高リスク早期卵巣がん、7割に症状あり

第III相臨床試験（GOG 157試験）に登録された高リスクの早期上皮性卵巣がん（IA-IB期でグレード3、明細胞がん、ステージICまたはII）患者419例の症状を後ろ向きに検討した。 その結果、301例（72％）に1つ以上の症状があり、118例（28％）は無症状だったが、検査で腫瘤が認められた。患者の40％は症状が1つしかなく、32％には2つ以上の症状があった。1つ以上の症状がある患者で、特に多かったのは腹部および骨盤痛（31％）、胴囲増加または膨満感（26％）だった。腫瘍サイズ10cm以下の23％、10-15cmの27％、15cm超の46％に複数の症状があった（P＜0.001）。診断時の症状に再発および生存との相関はなかった。...