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非特異的症状がある場合のがん特定に血液検査が有用

2022年2月2日  専門誌ピックアップ

血液を用いた核磁気共鳴(NMR)メタボロミクス解析によるバイオマーカーが非特異的症状でプライマリケアから紹介された患者の中からがん患者を特定し、さらに転移性の疾患(metastatic disease)の有無を識別できるとの仮説を検証。患者304例を登録し、解析を実施した(モデリングセット192例、検証セット92例)。 その結果、独立した検証セットで、固形がん患者特定の受信者動作特性(ROC)曲線下面積は0.83(95%CI 0.72-0.95)だった。最大感度と特異度はそれぞれ94%(同73-99)、82%(同75-87)だった。がん患者コホートでは転移性疾患がある患者を特定することも可能で、感度と特異度はそれぞれ94%(同72-99)、88%(同53-98)だった。...