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CoronaVacは3回目異種接種で中和抗体価が上昇

2022年2月3日  Lancet

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する不活化全粒子ワクチンワクチンCoronaVac(シノバック社)2回接種を完了した18歳以上の成人1240例を対象に、異種混合ワクチンと同種ワクチンによる追加接種の効果を第IV相単盲検無作為化試験で比較(RHH-001試験)。 3回目の異種接種は、組み換えアデノウイルスベクター型ワクチン(Ad26.COV2-S;ジョンソン・エンド・ジョンソン社)、mRNAワクチン(BNT162b2;ファイザー社)、組み換えアデノウイルスベクターChAdOx1 nCoV-19ワクチン(AZD1222;アストラゼネカ社)のいずれかとし、3回目の同種接種(CoronaVac)と比較した。 その結果、1205例を解析対象とした。18-60歳の追加接種前の中和抗体が20.4%で、61歳以上では8.9%だった。全ワクチン群のIgG抗体濃度は追加接種後第28日までに大幅に上昇し、幾何上昇倍率はAd26.COV2-Sが77倍、BNT162b2が152倍、ChAdOx1 nCoV-19が90倍、CoronaVacが12倍だった。 28日時点の異種接種の抗スパイクIgG反応...