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ポラツズマブ ベドチンでDLBCLの進行リスク低下

2022年2月3日  New England Journal of Medicine

治療歴がない中間リスクまたは高リスクのびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(DLBCL)患者879例を対象に、抗CD79b抗体薬物複合体ポラツズマブ ベドチンの有効性と安全性を二重盲検プラセボ対照国際共同第III相試験で検討。標準のR-CHOP療法(リツキシマブ、シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、プレドニゾン)とビンクリスチンをポラツズマブ ベドチンに置き換えた改変レジメン(pola-R-CHP)を比較した。主要評価項目は、担当医師評価による無増悪生存率(PFS)とした。 その結果、追跡期間中央値28.2カ月時点のPFSは、pola-R-CHP群の方がR-CHOP群より有意に高かった(2年時点76.7% vs. 70.2%、Cox回帰分析による増悪、再発または死亡の層別化ハザード比0.73、95%CI 0.57-0.95、P=0.02)。2年時点のOSに群間差がなかった(pola-R-CHP群88.7%、R-CHOP群88.6%、死亡のハザード比0.94、95%CI 0.65-1.37、P=0.75)。安全性は両群同等だった。...