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急性虫垂炎で手術リスクの高い患者を特定

2022年2月4日  JAMA Surgery

Comparison of Outcomes of Antibiotic Drugs and Appendectomy(CODA)試験のデータを用いて、抗菌薬投与開始後30日以内の虫垂切除関連因子をコホート研究で評価。抗菌薬治療を開始した患者776例(平均年齢38.3歳、女性37%)のうち、虫垂手術を受けた154例を含む735例を解析対象とした。 その結果、女性(オッズ比1.53、95%CI 1.01-2.31)、X線所見上の広範囲にわたる虫垂炎の直径(同1mm増加当たり1.09、1.00-1.18)、虫垂結石(同1.99、1.28-3.10)で30日以内の虫垂切除のオッズが上昇した。合併症のリスクが増加する因子(高齢、併存疾患の状態など)、医師が虫垂炎の重症度の説明によく用いる臨床症状(例、発熱:オッズ比1.28、95%CI 0.82-1.98)による虫垂切除のオッズ増加がみられなかった。...