2013年4月から2019年3月までにケベック州を除くカナダで発生した全単胎正期産132万6191件を対象に、経膣器械分娩(OVD)後の母親および新生児の外傷発生率を検証。3万8500件(2.9%)で鉗子分娩、11万987件(8.4%)で吸引分娩が試行された。 その結果、母体外傷発生率は鉗子分娩群25.3%、吸引分娩群13.2%、生産児1000例当たりの新生児外傷発生率はいずれも9.6だった。交絡因子で調整した後も鉗子分娩群の母体外傷発生率が吸引分娩群より高く(調整後発生率比1.70、95%CI 1.65-1.75)、地域によりばらつきが見られたが、産科医療レベルでの変動は見られなかった。...
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