カシューアレルギーの経口免疫療法、9割が脱感作を達成

4歳以上のカシューナッツアレルギー患者50例を対象に、経口免疫療法（OIT）の有効性と安全性を検討（NUT CRACKER試験）。カシューナッツ除去を継続した患者15例を対照とした。 その結果、OIT群50例中44例（88％）が試験終了時に目標量のカシューナッツ蛋白4000mgに到達したのに対し、対照群では0％だった（オッズ比8.3、95％CI 3.9-17.7、P＜0.001）。OIT群の残る3例はカシューナッツ蛋白1200mgの脱感作を達成し、3例は治療を中止した。カシューナッツ脱感作後、ピスタチオにもアレルギーがある患者全35例およびクルミにもアレルギーがある患者8例中4例が、それぞれのナッツに対する交差脱感作を達成した。...