更年期女性、レジリエンスが高いと性機能やQOLが良好

更年期症状が見られるスペインの中年女性101例を対象に、レジリエンス（resilience；ストレスのある状況下での精神的回復力）が性機能およびQOLに及ぼす影響を横断研究で検討。14項目のレジリエンス尺度（Wagnild and Young Resilience Scale）、19項目の女性性機能指数（Female Sexual Function Index：FSFI）、16項目のQOL質問票（Cervantes-SF）および社会人口統計学的質問票による調査を実施した。 その結果、性機能スコアが高い女性（FSFIスコア26超）のレジリエンススコアが有意に高かった（レジリエンス尺度総評価86 vs. 74、P＜0.001）。レジリエンスが低い女性は、レジリエンススコアが中間スコアおよび高スコアの女性よりも、性機能（FSFI総スコア18.90 vs. 29.40、P＜0.001）および更年期関連QOL（QOL質問票総スコア42.50 vs. 30.80、P＝0.004）が有意に不良だった。...