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変形性関節症の疼痛にデュロキセチン併用は無効

2022年2月11日  専門誌ピックアップ

パラセタモール(アセトアミノフェン)および非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)の効果が不十分な股関節または膝関節の慢性変形性関節症(OA)患者132例を対象に、通常治療と併用するセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(ANRI)デュロキセチンの効果をクラスター無作為化試験で検討。主要評価項目は、3カ月時点のWOMAC疼痛スコアとした。 線形混合モデルによる解析の結果、3カ月時点(調整後差-0.58)および12カ月時点(同-0.26)のWOMAC疼痛スコアに差は認められなかった。修正painDETECTスコア12超と定義した脳可塑性疼痛症状を呈する患者のサブグループでも、デュロキセチンの併用効果は見られなかった(同-0.32)。...