若年MCLにイブルチニブ+リツキシマブ導入療法が有効
2022年2月13日
The Lancet Oncology
治療歴がない65歳以下のマントル細胞リンパ腫(MCL)患者131例を対象に、イブルチニブ+リツキシマブによる導入療法の有効性を単群第II相試験で検討(WINDOW-1試験)。両剤による12週間の導入療法(パートA)終了後、完全緩解を得た患者にリツキシマブ+hyper-CVAD(シクロホスファミド、ビンクリスチン、ドキソルビシン、デキサメタゾン)による化学免疫療法(R-HCVAD)とメトトレキサート+シタラビンを交互に4サイクル投与した(パートB)。 その結果、主要評価項目に定めたパートA終了後の総奏効率は98%だった。特に頻度の高いグレード3-4の有害事象は、パートAではリンパ球減少症(14%)、皮疹(12%)、血小板減少症(9%)、感染症(8%)、疲労(8%)、パートBではリンパ球減少症(73%)、白血球減少症(32%)、血小板減少症(30%)、好中球減少症(20%)だった。1例が死亡したが、治療に起因するものではないと考えられた。...
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