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虐待による乳幼児の頭部外傷、死亡の関連因子特定

2022年2月13日  JAMA Ophthalmology

2006-18年の米Nationwide Emergency Department Sampleデータベースを用いて、虐待による5歳未満児の頭部外傷(AHT)の発生状況および死亡の関連因子を後ろ向き横断研究で検討した。 その結果、初回診断がAHTの救急科受診件数は1万2287例と推定された。2006-18年で推定症例数は672例(95%CI 403-940、P<0.001)、年発生率は6.7%(発生率比0.93、0.93-0.94、P<0.001)低下した。通院期間中の死亡率は5.3%だった。 人口統計学的因子で調整した死亡率増加の関連因子は、1歳超(オッズ比2.45)、所得の第1および第2四分位群(同1.78)、中西部(同2.04)、レベル1外傷センター(同2.69)、眼窩骨折(同15.38)、脳浮腫(同8.49)、脳出血(同4.27)、低酸素性虚血性脳障害(同4.16)、頭蓋骨骨折(同3.20)、くも膜下出血(同2.43)、網膜出血(同2.17)、硬膜下出血(同2.05)だった。...