アスリートの脳しんとう、神経筋トレーニングで続発する傷害を予防
若年アスリート27人を対象に、脳振盪後の神経筋トレーニングプログラムの効果をエビデンスレベル1の無作為化臨床試験で検討。競技復帰許可後(中央値は脳震盪後40日)のアスリートを無作為化により、神経筋トレーニング群(介入群、平均年齢14.7歳)と標準治療群(平均年齢15.3歳)に割り付けた。介入群では週2回の着地安定化に焦点をおいた運動プログラムを8週間実施した。 その結果、競技復帰許可後の1年間で、標準治療群の方が介入群より競技の休止を要するスポーツ関連傷害の発生率が高かった(75% vs. 36%)。年齢および性別で調整後、標準治療群の傷害発生のハザードが介入群の3.56倍(95%CI 1.11-11.49、P=0.0334)だった。...
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