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小児期のマラリア防除蚊帳使用で生存率が上昇

2022年2月15日  New England Journal of Medicine

タンザニア南部の農村地域で1998-2000年に出生した小児6706例を対象に、小児期早期(5歳未満)の殺虫剤処理された蚊帳によるマラリア対策のよる成人期までの生存率改善効果を前向きコホート研究で検討。2019年に5983例(89%)の生存状況を確認した。 その結果、小児期早期の地域支援活動による訪問の報告で、小児の約1/4が就寝時に殺虫剤処理された蚊帳を一度も使用したことがなく、1/2が時々使用し、残りの1/4分が常に使用していると回答した。訪問の半数以上で蚊帳を使用していると回答した参加者は、蚊帳の使用が半分未満と回答した参加者に対する死亡のハザード比が0.57(95%CI 0.45-0.72)、5歳から成人期までの死亡ハザード比が0.93(同0.58-1.49)だった。...