安定CAD患者のLp(a)値、低吸収プラーク進展と関連
2022年2月16日
Journal of the American College of Cardiology
進行安定冠動脈疾患(CAD)患者191例(平均年齢65.9歳、男性80%)を対象に、リポ蛋白(a))Lp(a))とアテローム性プラーク進展の関連を検討。試験開始時および12カ月後に参加者の冠動脈CT血管造影を実施した。70mg/dL以上をLp(a)高値と定義した。 Lp(a)高値群とLp(a)低値群のCAD重症度やプラーク負荷に差はなかった。1年後、Lp(a)高値群の低吸収プラークの進展量が低値群より高かった(26.2±88.4mm3 vs. -0.7±50.1mm3、P=0.020)。多変量線形回帰解析で、Lp(a)と低吸収プラーク量増加の相関が確認された(Lp(a)50mg/dL増加当たりのβ=10.5%)。総プラーク、石灰化プラーク、非石灰化プラークの進展に差は見られなかった。...
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