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腹壁ヘルニア修復、合成メッシュの方が生体メッシュより再発率低い

2022年2月17日  JAMA Surgery

準清潔創または汚染創がある腹壁ヘルニアの一期的修復術を施行した患者253例を対象に、合成メッシュの使用によりヘルニア再発リスクが生体メッシュより低いかを追跡期間2年の単盲検無作為化試験で検討した。 2年時点の追跡率は92%だった。ヘルニア再発リスクは、生体メッシュ群より合成メッシュ群の方が有意に低かった(ハザード比0.31、95%CI 0.23-0.42、P<0.001)。intent-to-treat集団全体のヘルニア再発率は13%で、生体メッシュ群は20.5%、合成メッシュ群は5.6%だった(合成メッシュ使用により絶対リスク14.9%低下、P=0.001)。手技介入を要する手術部位発生(surgical site occurrence)リスクに有意な群間差はなかった(オッズ比1.22、95%CI 0.60-2.44、P=0.58)。メッシュの価格中央値には有意差が見られた(生体メッシュ2万1539ドル vs. 合成メッシュ105ドル、P<0.001)。...