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高リスク前立腺がん、EBRT実施時の至適ADT期間は?

2022年2月17日  JAMA Oncology

外照射療法(EBRT)単独または小線源治療による追加照射(EBRT+BT)を実施した高リスク前立腺がん患者を対象に、無遠隔転移生存(DMFS)の便益が得られるアンドロゲン除去療法(ADT)の至適実施期間を検討。後ろ向き試験1件と無作為化試験2件(RADAR試験、DART試験)の3つのコホートの患者データ(計3410例)を解析した。 その結果、治療の種類(EBRTまたはEBRT+BT)とADT期間(6カ月未満、6-18カ月、18カ月以上)に有意な相互作用が見られた。自然3次スプライン解析では、ADTの至適最短期間の閾値はEBRTで26.3カ月、EBRT+BTで12カ月だった。RADARコホートを検討すると、EBRT単独患者ではADT延長による無遠隔転移生存期間の有意な改善が認められなかったが(ハザード比1.01、95%CI 0.65-1.57)、EBRT+BT患者では有意な改善が認められた(同0.56、0.36-0.87、P=0.01)。DARTコホートのEBRT単独患者では、28カ月間のADTにより18カ月間(RADARコホート)より無遠隔転移生存期間が良好だったした(同0.37、0....