エダラボン、ALSの進行抑制効果示せず
2022年2月18日
JAMA Neurology
筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者738例を対象に、実臨床で標準治療(リルゾール)に上乗せしたエダラボン静注の長期的な安全性および有効性をコホート試験で検討。エダラボン投与患者194例と傾向スコアでマッチさせた標準治療のみを実施した患者130例を最終解析の対象とした。 30例(16%)に有害作用の可能性がある事象が発現し、特に注入部位感染とアレルギー反応が多かった。エダラボン投与患者116例(中央値13.9カ月間)と標準治療実施患者116例(中央値11.2カ月間)の疾患進行に差はなかった[ALS機能評価スケール改訂版(ALSFRS-R)スコア:-0.91点/月 vs. -0.85点/月、P=0.37]。副次評価項目の生存確率、人工呼吸器装着までの期間、投与前と投与中の疾患進行の変化にも有意差はなかった。...
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