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腹腔鏡下結腸右半切除、現状とガイドラインに相違

2022年2月18日  Surgical Endoscopy

Research Institute against Digestive Cancer(IRCAD)のデータベースに登録されている消化器外科医および大腸専門外科医を対象に、腹腔鏡下結腸右半切除術のアプローチ法および周術期治療に関する調査を実施。国際ガイドラインおよび科学的根拠と実際に施行している処置との相違を検討した。 78カ国の外科医440人が調査に回答した。回答者の半数以上が結腸右半切除術の25%未満を腹腔鏡下で施行しており、68%が腹腔鏡手術で通常4ポートを使用していた。アプローチ法で最も使用頻度が高かったのは、血管の処理を先行する内側アプローチ(74.1%)だった。切開部位は正中切開が最も多く(53%)、外科医の52%が術後に腹部排液チューブを常用していた。68.6%が体外吻合を実施しており、60.7%が機械的腸管前処置を常用していた。...