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再発子宮頸がん、cemiplimabでOS改善

2022年2月18日  New England Journal of Medicine

プラチナ製剤主体の1次化学療法実施後に病勢が進行した再発子宮頸がん患者608例を対象に、cemiplimabの有効性および安全性を第III相試験で検討(EMPOWER-Cervical 1/GOG-3016/ENGOT-cx9)。参加者を無作為化によりcemiplimab群(350mg、3週に1回)と単剤化学療法群(医師が薬剤を選択)に割り付けた。主要評価項目は総生存期間とした。 その結果、cemiplimab群の方が単剤化学療法群よりも総生存期間中央値が長かった(12.0カ月 vs. 8.5カ月、死亡のハザード比0.69、95%CI 0.56-0.84、両側のP=0.001)。この総生存期間の便益は、扁平上皮がんと腺がん(腺扁平上皮がんを含む)で一貫していた。このほか、cemiplimab群の方が化学療法群よりも無増悪生存期間が長かった(病勢進行または死亡のハザード比0.75、95%CI 0.63-0.89、両側のP<0.001)。cemiplimab群の45.0%、化学療法群の53.4%にグレード3以上の有害事象が発現した。...