1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. J&Jワクチン単回接種RCTの最終解析結果

J&Jワクチン単回接種RCTの最終解析結果

2022年2月18日  New England Journal of Medicine

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチンAd26.COV2.S(ジョンソン・エンド・ジョンソン社)単回接種の有効性と安全性を検討した無作為化プラセボ対照試験二重盲検フェーズの最終解析が報告された。 追跡期間中央値は4カ月で、8940例を6カ月以上追跡した。per-protocol集団(3万9185例)では、ワクチン接種から14日以上経過後の中等症ないし重症COVID-19に対するワクチンの有効性は56.3%、接種から28日以上経過後では52.9%だった。 米国では主に基準株(B.1.D614G)とアルファ変異株に対する有効性が69.7%、その他の地域ではガンマ株、ラムダ株およびミュー株に対して有効性が低下した。有効性は、重症および重篤COVID-19に対して74.6%、COVID-19関連死に対して82.8%で、保護効果は6カ月以上認められた。あらゆる新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染に対する有効性が41.7%だった。有害事象は主に軽度ないし中等度で、安全性の新たな懸念は認められなかった。...