tirzepatide併用で2型糖尿病の血糖コントロール改善

血糖コントロールが不十分な2型糖尿病患者を対象に、インスリングラルギンへのGIP/GLP-1共受容体作動薬tirzepatide上乗せの有効性および安全性を8カ国45施設で実施した第III相国際共同無作為化プラセボ対照試験で検討（SURPASS-5試験）。参加者475例（女性44％、平均60.6歳、平均HbA1c 8.31％）を無作為化によりtirzepatide投与5mg群、10mg群、15mg群、容積を合わせたプラセボ群に均等に割り付けた。 その結果、451例（94.9％）が試験を終了した。40週時点の治療前からのHbA1c平均変化率は、プラセボ群－0.86％、5 mg群－2.11％（プラセボとの差－1.24％）、10mg群－2.40％（同－1.53％）、15mg群－2.34％（同－1.47％）だった（いずれもP＜0.001）。体重変化平均量は、プラセボ群1.6kg、5mg群－5.4kg（プラセボとの差－7.1kg）、10mg群－7.5kg（同－9.1kg）、15mg群－8.8kg（同－10.5kg）だった（P＜0.001）。tirzepatide群の方がプラセボ群よりHbA1cが...