アセトアミノフェンの常用が高血圧患者の血圧に及ぼす影響を二重盲検プラセボ対照クロスオーバー試験で検討(PATH-BP試験)。参加者110例にアセトアミノフェン1gまたはプラセボを1日4回、2週間投与し、2週間の休薬期間ののち、もう一方の治療を2週間実施した。各投与期間の開始時と終了時に24時間自由行動下血圧測定を実施した。主要評価項目は、試験開始時から投与終了時までの日中平均収縮期血圧の変化とした。 投与を完遂した103例を解析対象とした。その結果、アセトアミノフェンの使用によって、プラセボ補正後の日中平均収縮期血圧が4.7mmHg、日中平均拡張期血圧が1.6mmHg有意に上昇した。24時間自由行動下血圧と診察室血圧の結果もほぼ同じだった。...
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