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多くの国で孤独感がまん延している

2022年2月20日  British Medical Journal

世界の孤独感の有症率を系統的レビューおよびメタ解析で検討。2000-19年に発表された孤独感の有病率を報告した観察試験を対象とした。 その結果、試験57件から113の国または地域の有症率データを入手した。77の国または地域から12-17歳のデータ、30カ国から18-29歳のデータ、32カ国から30-59歳のデータ、40カ国から60歳以上のデータが入手できた。欧州以外では、青年期を除く全年齢群のデータがなかった。 試験24件から106カ国、212の推定値をメタ解析に組み入れた。12-17歳の孤独感の有病率は、東南アジアの9.2%から東地中海地域の14.4%まで幅があった。欧州の成人のみを対象とすると、一貫した地理的パターンが認められた。孤独感の有病率が最も低かったのは北ヨーロッパ諸国で(18-29歳2.9%、30-59歳2.7%、60歳以上5.2%)、最も高かったのは東ヨーロッパ諸国(それぞれ7.5%、9.6%、21.3%)だった。...