非盲検プラセボ投与でIBS小児の腹痛改善
2022年2月20日
JAMA Pediatrics
機能性腹痛(FAP)または過敏性腸症候群(IBS)の小児(8-18歳)30例を対象に、非盲検でのプラセボ投与の有効性をクロスオーバー無作為化臨床試験で検討。患児を無作為化により3週間の非盲検プラセボ投与+3週間の対照期間と3週間の対照期間+3週間の非盲検プラセボ投与に割り付けた。救済薬としてhyoscyamineを服用してよいこととした。主要評価項目は、視覚的アナログ尺度で測定した1日の平均腹痛スコアとした。 その結果、平均腹痛スコアは、プラセボ投与期間の方が対照期間よりも有意に低かった(39.9点 vs. 45.0点、P=0.03)。対照期間中、hyoscyamineの服用がプラセボ投与期間の約2倍に増加した(平均3.8錠 vs. 2.0錠、差1.8錠、95%CI 0.5-3.1錠)。...
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