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睡眠時間を増やすと摂取カロリーが減少

2022年2月21日  JAMA Internal Medicine

米国でBMIが25.0-29.9で1日の睡眠時間が6.5時間未満の21-40歳の成人80例(平均29.8歳、男性51.3%)を対象に、を対象に、睡眠時間延長によるエネルギー摂取量減少効果を単施設無作為化臨床試験で評価。2014年11月1日から2020年10月30日に試験を実施し、参加者を無作為化により、睡眠時間8.5時間を目標に睡眠衛生カウンセリングを実施するグループ(睡眠延長群)とそれまでの睡眠習慣を継続するグループ(対照群)に割り付けた。 その結果、睡眠延長群の睡眠時間が対照群より一晩当たり約1.2時間(95%CI 1.0-1.4時間、P<0.001)増加した。睡眠延長群のエネルギー摂取量が対照群よりも有意に減少した(-270 kcal/日、95%CI -393--147、P<0.001)。睡眠時間の変化にエネルギー摂取量変化との逆相関が認められた(r=-0.41、同-0.59--0.20、P<0.001)。総エネルギー消費量に対する有意な治療効果は認められなかったが、睡眠延長群の体重減少が対照群より大きかった。...