研修医の新マインドフルネス講座、燃え尽きスコアの有意な低下示せず

米国の15の小児科インターンシッププログラムに参加している研修医340人を対象に、インターンシップの最初の6カ月間に実施する新たなマインドフルネスカリキュラム「Mindfulness Intervention for New Interns」による燃え尽き症候群予防効果をクラスター無作為化臨床試験で検討した。 マインドフルネスカリキュラムを受けた介入群と毎月1時間のソーシャルランチに参加する対照群を比較した。主要評価項目は情緒的消耗感とし、Maslach Burnout Inventory（高スコアほど情緒的消耗感が大きいことを示す）とし、試験開始前、6カ月時点、15カ月時点に評価した。 その結果、両群の情緒的消耗感スコアは、試験開始前よりも6カ月および15カ月時の方が高かった。多変量解析では、情緒的消耗感スコアに有意な群間差はなかった（6カ月時点：介入群35.4点 vs. 対照群32.4点；15カ月時点：33.8点 vs. 32.9点）。...