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ステロイド抵抗性ITP、リツキシマブにATRA併用で奏効率改善

2022年2月22日  専門誌ピックアップ

コルチコステロイド抵抗性または再発性の免疫性血小板減少症(ITP)患者168例を対象に、オールトランス型レチノイン酸(ATRA)と低用量リツキシマブ(RTX)の併用と低用量RTX単独の有効性および安全性を比較した。 その結果、ATRA+低用量RTX併用群の80%、低用量RTX単独群の59%が全奏効(無作為化後1年以内に7日以上の間隔で実施した2回以上の検査で血小板数30×109/L以上、他のITP治療を実施せず血小板数が治療前の2倍以上、出血なしと定義)を達成した(群間差0.22)。併用群の61%、単独群の41%が奏効持続(全奏効達成後6カ月間の血小板数30×109/L以上維持、出血なし、他のITP治療の必要なしと定義)を達成した(同0.20)。併用群で最も頻度の高かった有害事象は、皮膚乾燥症および頭痛またはめまいだった。...