Atherosclerosis Risk in Communities Studyに参加した3414例(年齢中央値78.8歳、女性59.5%)を対象に、喫煙習慣が聴力低下に及ぼす影響を横断研究で検討。1987-89年の初回受診から2016-17年の6回目の受診までの喫煙習慣に基づき、2911例を追跡開始前非喫煙者または元喫煙者群、368例を試験期間中禁煙者群、135例を喫煙継続者に分類した。 完全調整後モデルでの解析の結果、非喫煙者または元喫煙者と比べると、喫煙継続者は平均聴力レベル(PTA)の平均2.69dBの増加し、雑音下語音認知検査(QuickSIN)スコアの1.42点の低下が見られた。試験期間中の情報の脱落(informative attrition)を考慮に入れた後に相関がさらに強まった(PTAが3.53dB増加、QuickSINスコアが1.46点低下)。試験期間中禁煙者に聴力の変化は認められなかった。...
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