骨盤底筋の損傷リスクが少ない娩出期の腹圧のかけ方
2022年2月23日
American Journal of Obstetrics and Gynecology
分娩第2期中にかける腹圧(いきみ)による骨盤底筋の損傷の蓄積傾向を生体力学的試験で検討。反復的な生理的負荷による損傷の蓄積を測る生体力学的モデルを開発し、自発的にかける腹圧と指示によりかける腹圧のシミュレーションを実施した。 有限要素モデルにより、恥骨内臓筋の起始部は、最も多くの損傷が蓄積し、裂傷が起こる可能性が最も高い場所だということが予測された。1回の収縮当たり各回5秒の腹圧を3回かけるのが、損傷が少なく最も良い方法だと考えられた。指導の下でかける腹圧(1回の収縮当たり各回10秒の腹圧を3回)では、分娩第2期の時間が短縮せず、損傷の蓄積が大きかった。...
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