進行固形がんのvibostolimab併用、P1で抗腫瘍活性良好

進行固形がんに対する抗TIGIT（T cell immunoglobulin and ITIM domain）抗体vibostolimabの単剤療法およびペムブロリズマブとの併用療法の安全性および有効性をヒト初回投与第I相試験で検討。 パートAでは、進行固形がん患者76例にvibostolimab単剤（2.1-700mg）またはvibostolimab 200mg＋ペムブロリズマブ200mgを投与した。パートBでは、抗PD-1/PD-L1抵抗性非小細胞肺がん（NSCLC）患者67例にvibostolimab単剤（200mg）またはvibostolimab 200mg＋ペムブロリズマブを投与し、抗PD-1/PD-L1治療歴がないNSCLC患者39例にvibostolimabとペムブロリズマブの併用療法を実施した。 パートAの結果、用量制限毒性は見られず、治療関連有害事象（TRAE）発現率は単剤群56％、併用群62％だった。単剤群では倦怠感、掻痒が多く、併用群では掻痒、発疹が多かった。確定客観的奏効率（ORR）は単剤群0％、併用群7％だった。 パートBの抗PD-1/PD-L1治療歴がないN...