1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. スポーツ関連心停止、現場での蘇生増加で生存率改善

スポーツ関連心停止、現場での蘇生増加で生存率改善

2022年2月24日  Journal of the American College of Cardiology

フランス国立保健医学研究所の2005-18年のデータを用いて、18-75歳のスポーツに起因する突然の心停止の発生、処置および転帰の時間的傾向を検討した。 その結果、スポーツに起因する突然の心停止が377件発生し、そのうち5.3%が若い運動競技選手で、94.7%は中年のレクリエーションスポーツ参加者だった。最初と最後の2年間(2005-06年と2017-18年)を比較すると、スポーツ関連心停止の発生率に大きな変化は見られなかった(100万人/年当たり6.24件 vs. 7.00件、P=0.51)。居合わせた人による心肺蘇生(34.9% vs. 94.7%、P<0.001)および公共の自動体外式除細動器使用(1.6% vs. 28.8%、P=0.006)の頻度が有意に増加、退院時生存率は、23.8%から66.7%に上昇した(P<0.001)。...