上腕骨外側上顆炎の最適な治療は？

上腕骨外側上顆炎に対する体外衝撃波治療（ESWT）および注射治療5種［コルチコステロイド、自己全血、多血小板血漿（PRP）、ボツリヌス毒素A（BoNT-A）、デキストロースプロロセラピー（DPT）］の治療効果を無作為化比較試験40件の系統的レビューとネットワークメタ解析で比較した。 その結果、短期（3カ月以下）の疼痛緩和で、DPT（標準化平均差－0.78）、ESWT（同－0.57）、PRP（同－0.48）、BoNT-A（同－0.43）がプラセボより優れた効果を示し、中期（3カ月超、12カ月以下）の疼痛緩和では、ESWT（同－0.44）がプラセボより優れた効果を示した。累積順位曲線下面積（SUCRA）による順位付けで、DPTが短期および中期の疼痛緩和の最適治療で（SUCRA 87.3％および98.6％）、ESWTが短期および中期の握力回復の最適治療だった（SUCRA 79.4％および86.4％）。...