世界の女性4人に1人が男性パートナーからの暴力を経験

WHO Global Database on Prevalence of Violence Against Womenなどのデータを用いて、2018年に確認された男性パートナー（intimate partner）による女性への身体的または性的暴力の発生率を推計。世界の15歳以上の女性人口の90％を占める161の国と地域から取得した200万人の回答を分析対象とした。 その結果、これまでにパートナーを得たことのある15-49歳の女性の27％が生涯でパートナーから身体的暴力や性的暴力を受けたことがあると推定され、そのうち13％は調査前の過去1年間に暴力を受けていた。パートナーによる暴力は女性の若年期に始まり、15-19歳の24％および19-24歳の26％が15歳から暴力を受けていた。低所得国では高所得国より生涯で暴力を受けたことのある女性の割合が高く、調査前の過去1年では顕著に高い割合が報告された。新型コロナ感染症大流行前から女性に対する暴力が世界中でまん延していたことが明らかになった。...