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フラボノイド摂取でパーキンソン病患者の死亡リスク低下

2022年2月26日  専門誌ピックアップ

Nurses’ Health StudyおよびHealth Professionals Follow-up Studyのデータから特定した新たにパーキンソン病(PD)診断を受けた女性599例、男性652例を対象に、PD診断前後のフラボノイドおよびフラボノイドが豊富な食物の摂取量と死亡の関連を前向きコホート試験で検討した。 その結果、診断前のフラボノイド総摂取量が多いと男性の全死因死亡リスクが低下したが(最高四分位群と最低四分位群の比較でハザード比0.53、95%CI 0.39-0.71、傾向のP<0.001)、女性にはこの相関は認められなかった(同0.93、0.68-1.28、傾向のP=0.69)。診断前のアントシアニン、フラボン、フラバン-3-オールの摂取量最高四分位群の死亡リスクが最低四分位群より低かった(統合ハザード比0.66、0.78、0.69、いずれもP<0.05)。ベリー類および赤ワインの週3回以上の摂取で月1回未満より死亡リスクが低くなった(統合ハザード比0.77、95%CI 0.58-1.02、同0.68、0.51-0.91)。診断後のフラボノイド、ベリー類および赤ワイ...