女性特有のがんにメトホルミンが有益
2022年2月27日 専門誌ピックアップ
新たに子宮内膜がん、乳がんまたは卵巣がんの診断を受けた2型糖尿病（T2DM）の女性6225例を対象に、メトホルミンによる生存率改善作用を検討。米国糖尿病学会（ADA）のガイドラインに基づき血糖降下薬をtier 1（メトホルミン）、tier 2（スルホニル尿素薬、チアゾリジン薬、SGLT2阻害薬、DPP-4阻害薬、αグルコシダーゼ阻害薬、GLP-1受容体作動薬）、tier 3（インスリン、amylinomimetics）に分類した。 メトホルミンは最も使用頻度が高い薬剤で（3232例）、tier 2およびtier 3の薬剤より生存便益が高かった。、tier 3の使用者は死亡リスクが最も高かったが（調整後ハザード比：メトホルミンとの比較1.83 vs. tier 2との比較1.32）、メトホルミンとtier 2の使用者の背景因子はほぼ同じだった。...