加齢黄斑変性、pegcetacoplanで進行抑制

地図状萎縮（GA）を伴う加齢黄斑変性（AMD）患者167例を対象に、補体C3阻害薬pegcetacoplan硝子体内投与による網膜色素上皮および網膜外層萎縮（RORA）の進行抑制効果を第II相多施設無作為化試験（FILLY試験）の事後解析で検討した。 その結果、治療開始前の不完全なRORA（iRORA）有病率はpegcetacoplanの毎月投与群45.0％、隔月投与群61.8％、偽治療群50.7％だった。12カ月時点のiRORAから完全なRORA（cRORA）への進行発生率はpegcetacoplanの毎月投与群50.0％（偽治療群との比較でのP＝0.02）、隔月投与群60.6％（同P＝0.06）、偽治療群81.8％だった。偽治療群に対する12カ月時のcRORAへの進行の相対リスクはpegcetacoplanの毎月投与群0.61（95％CI 0.37-1.00）、隔月投与群0.74（同0.54-1.02）だった。...