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抗RSウイルス薬EDP-938、チャレンジ試験で効果示す

2022年2月28日  New England Journal of Medicine

RSウイルス(RSV)に対する非融合複製阻害薬EDP-938の安全性および抗ウイルス活性を第IIa相無作為化二重盲検プラセボ対照チャレンジ試験で検討。RSV-A Memphis 37bを接種した参加者をEDP-938群とプラセボ群に割り付けた(2部構成で計4つのEDP-938用量を評価)。主要評価項目は、RSVのウイルス量の曲線下面積(AUC)とした。 その結果、第1部の平均ウイルス量のAUC(時間×log10コピー/mL)は、600mg 1日1回群204.0、300mg 1日2回群217.7、プラセボ群790.2だった。第2部の結果は第1部とほぼ同じで、平均ウイルス量のAUCは300mg 1日1回群173.9、200mg 1日2回群196.2、プラセボ投与群879.0だった。第1部、第2部ともにEDP-938各群の方がプラセボ群よりも粘液産生が70%超少なかった。EDP-938の4つのレジメンの安全性はプラセボとほぼ同じだった。全用量で、EDP-938の最高濃度到達時間の中央値は4-5時間、半減期の幾何平均値は13.7-14.5時間だった。...